パターが苦手な人の共通点は、打点がフェース上部に集まること。これは、「真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出す」というイメージが強く、ボールを芯でとらえていないことが要因。そして、軌道を安定させてくれる深重心ヘッドでも、後方の重さが妨げとなって、正しいストレート軌道を描けず、打点ブレを起こしていることもその要因である。ロマロでは、「真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出す」というストロークイメージをもつプレーヤーに向けて、一般的な低重心パターとは異なる「真逆の高重心パター」を開発。高重心にすることで、パターを水平に動かしても適正なインパクトを得られ、ボールがラインに乗り、カップに吸い込まれる様な転がりの良いパターを目指した。

パターの芯とボールの芯の高さにはズレがあるため、芯で捉えるにはアッパー軌道で打つか、ヘッドを浮かせてレベルブローに打つか、どちらかになる。さすがにストレスもかかりミスも起こりやすい。 SHIP βは高重心にすることで、芯と芯のズレ幅を最小にでき、グリーンギリギリのレベルブローでやさしいインパクトを可能にした。

●一般的な低重心パター

ハイグレードなアルミニウムのフェースボディに、中央はステンレスのセンターコアを結合。異素材による効果的な重量バランスで、深重心の高ＭＯＩを実現。高ＭＯＩヘッドとフェースバランスで、スクエアなストロークを導き、芯を外しても転がりが変わりにくく、安定したパッティングに貢献。

●ステンレス・センターコア

上部が厚く、ソール部が薄い構造で高重心に貢献。
盛り上がったサイトラインがアライメント効果を発揮。

目標に対して構えやすく視覚的効果を更に追求した、中央の＂盛り上がったサイトライン＂。ボールラインに近い高さと長めサイトラインが、打ち出しの方向や芯でインパクトできる確率を高め、ヘッドを直線的に動かすプレーヤーをサポート。また、これまでのパターでは、アドレスでボールを真上から見れないプレーヤーに、ボールラインとサイトラインの高低差による斜めからの錯覚が起きていた。ボールラインとサイトラインの高低差を最小にしたSHIPβでは、アドレスでの錯覚を抑え、打ち出しのズレを大幅に改善している